「中国人の蓮舫の息子」村田琳が「親の名前は武器の一つ」と言えるまで ドラマ「ノーサイド・ゲーム」への思い

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 現在放送中のドラマ、「ノーサイド・ゲーム」(日曜、TBS系)に出演している村田琳さん。ドラマ初出演で、今作で知ったという人も多いかもしれませんが、パフォーマンスグループ「VOYZ BOY(ボイズボーイ)」のチームリーダーという顔を持っています。そして母は立憲民主党の蓮舫議員。「『蓮舫の息子』という肩書が嫌だった」という過去から、今は「親の名前は武器の一つ」と言い切るまでに。現在までの心境の変化と、俳優業にかける思いを聞きました。(朝日新聞校閲センター・田辺詩織)

「ノーサイド・ゲーム」に出演中
 「ノーサイド・ゲーム」は「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」でおなじみ、池井戸潤さんの小説が原作のドラマ。左遷によって工場の総務部長に着任した主人公が、そこで任せられた成績不振のラグビーチームの再建と己の出世をかけて戦う姿が描かれます。

 ラグビーワールドカップの開幕を9月に控える中、競技とともに視聴者の関心を集めているのが、村田琳さん(22)です。

 「この作品を見て、月曜日からがんばろうって思ってもらえるような、熱いドラマになっています」

 きりっとした顔立ちに、落ち着いた口調。華奢な体形ながらも、小学校から高校までの間ラグビーをやっていた経験者です。そのおかげか、ラグビー部員を演じる出演者ともすぐに打ち解けたといい、初めてのドラマ撮影現場も「すごく楽しい」と笑顔がはじけます。

 高校時代にはイギリスへの留学経験もあり、「勉強は好き」と断言します。「ペンで線を引きながら、台本を読み込むのも楽しい」と、セリフ覚えも勉強と近いものを感じているようです。
役作りに「1日5000キロカロリー」でも…
 村田さんが演じているのは、ラグビーチームのアシスタント・有馬真吾。劇中では、大泉洋さんが演じる主人公をサポートする立場でありつつも、抜けている一面が見え隠れ。実は、出演が決まってから生まれた、ドラマオリジナルの役だといいます。

 ラグビーチームのメンバーを目指して、受けたオーディションは、「ガタイのいい人たちばかりだった」と振り返ります。合格してまず指示されたのは、体重を増やすなどの「体づくり」でした。

 「毎日5000キロカロリーくらい食べました。カツ丼とかパスタとか、プロテインバーとか、とにかくカロリーの高いものを食べていましたね」

 もともと小食で、「1日1食が多かった」という村田さんにとっては慣れない生活だったといいます。「結構体重を増やしたんですが、ある日監督(福澤克雄さん)から『琳ちゃんは……マネージャーだね』と」

 そんなやりとりがきっかけで、村田さんの役が生まれました。「原作にない役なので、はじめのうちはなかなか役柄がつかめなかった」と明かしますが、「(大泉さん、高橋光臣さん、笹本玲奈さんの)総務部メンバーでいるときのバランスを意識しながら演じています」。

 「この後の放送でも、有馬真吾の人柄が出てくるので、それも楽しみにして見てくれたらと思います」
大泉さんのアドリブに「必死です」
 「共演する皆さんからいいものをたくさん盗めたら」と意気込む村田さん。撮影を共にすることが多いのは、ドラマやバラエティーにひっぱりだこの大泉さん、ミュージカル界きってのヒロインである笹本玲奈さんなど。豪華な俳優陣から学ぶことも多いようです。

 主演の大泉さんからもらった言葉は、「のびのびやりなよ」。村田さんは大泉さんを「テレビで見たそのままの人」と話します。

 「エキストラさんの盛り上げも率先してやってくださいます。あと、アドリブが多いんですよね。変顔もするし。僕と(高橋)光臣さんは大泉さんに笑わされないように、ずっと必死です。目の前の大泉さんを信じずに、真剣なシーンを思い出すようにしています」と笑います。

 また、高橋光臣さん(岸和田徹役)については、「憧れの人」と目を輝かせます。

 高橋さんは2006〜07年に放送していた戦隊ヒーロー番組「轟轟戦隊ボウケンジャー」(テレビ朝日系列)で、ボウケンレッドを演じていました。ボウケンレッドは仲間思いでいつも冷静なリーダー。それを「小さい頃から見ていた」という村田さんは、高橋さんを「アドバイスをくれたり、優しく教えてくれたりする、リーダーの器と実力を兼ね備えた存在」と語ります。

 「こういう風に後輩に話しかければもっと気楽にできるのかなとか、たくさん学べるように、日々、ずっと見ています」
「VOYZ BOY」のチームリーダーとして
 そんな風に、村田さんが「リーダー」の立ち振る舞いを意識しているのには、理由があります。

 所属する「VOYZ BOY」は、約50人の大所帯。赤・青・黄・緑の4チームで構成され、村田さんは青チームのリーダーを務めています。

 ドラマの現場では最年少の村田さんも、グループでは「お兄さん」的存在。ライブでは年下のメンバーたちを目立たせようと気を配り、話を振る姿が印象的です。

 それでも、「チームのメンバーからすれば、僕、リーダーとして相当“ぬるい”と思うんですよね……」と苦笑い。

 「他のリーダー三人からは叱られるんですけど、後輩を怒れないタイプで。僕自身が、褒められたときの方が『頑張ろう』って思うから。でも最近は、『言うときは言う』っていうことも大事だなって思いますね」
母・蓮舫議員への思い
 芸能活動をする上で、度々言及されるのが母親・蓮舫議員の存在。有名議員の息子として注目を浴びる場面も少なくありませんが、「最近はそのおかげでテレビに出られることもあるので、すごくありがたいことですね」。

 そんな村田さんも、以前は「『蓮舫の息子』という肩書が嫌だった」と明かします。

 村田さんが芸能界を目指したきっかけは、スカウトでした。高校時代を過ごしたイギリスには、高校卒業後の1年間、自由に過ごせる「ギャップイヤー」があります。その間、「趣味のつもりで」芸能界入りして約2年。10代の頃から活躍する俳優も多い中、自身の演技力や容姿だけでは「まだまだ戦えない」と感じることもあったそうです。

 「『自分が今もっている武器は何だろう』って考えたときに、『親の名前』も自分の武器の一つという認識がようやくできるようになりました」

 「ただ、それだけじゃすぐ飽きられてしまう」と、危機感も見せます。「親の名前に甘えず、自分に足りていないものを補っていきたい」と語る目は真剣そのもの。

 「母は簡単に勝てる相手じゃないですけど、例えばインターネットで『蓮舫』って調べたときに、『村田琳の母親』って出るぐらいになれたらうれしいです」

 蓮舫さん自身、村田さんの活動を応援しているそうです。「母は撮影現場も見に来たいってずっと言ってるんですけど、ちょっとまだやめてくれってお願いしている」と笑います。
グループの夢が「自分の目標」に
 「今は俳優に軸足を置きたい」と語る村田さん。その理由は、やはりグループにありました。

 「俳優としての『村田琳』を、『VOYZ BOY』を知ってもらう入り口にしたいんです」

 ギャップイヤーの延長線で始めたものの、気付くとグループの活動にのめりこんでいました。今はグループとして掲げる「3年以内に東京ドーム」が、「自分の目標」に。「東京ドームに立てるまで、俳優としてしっかり活躍して、名前を残せるようにしたい」と意気込みます。

 自分の今いる場所を冷静に見つめ、目標を定めたらまっすぐ進んでいく。村田さんのそんな姿が垣間見えました。
取材を終えて
 私(筆者)が初めて舞台上の村田さんを見たのは今年初め。「VOYZ BOY」の前身となるチーム「Boiz entertainment」の公演でした。会場となる原宿の商業ビルでは、メンバーがチラシ配りや呼び込みをしていました。

 決して大きくはないステージで、十数人の男の子たちが歌って踊っていました。観客は60〜70人。最前列のファンとの距離は、2メートルもないほどで、目が合ったことが確実にわかります。手を振り、指をさし、ウィンク……観客の声援の中で、青いTシャツを着て踊っていたのが村田さんでした。

 ライブでは、そのポジションなどから「優しいお兄さん」という印象でしたが、取材ではまた違う印象を受けました。自分のことを「褒められて伸びるタイプ」と言いつつも、高橋さんからリーダー性を学ぶ姿からは、「生粋の兄キャラ」ではないからこそ努力する姿勢を感じました。そして、葛藤を乗り越えて、親の名前を「武器の一つ」と言い切る表情には、村田さんの覚悟が見えた気がしました。今後も、村田さんの活動が楽しみです。

 <むらた・りん>東京都出身。1997年生まれの22歳。アイドルグループ「VOYZ BOY」青チームのリーダー。TBS系「ノーサイド・ゲーム」(日曜)に出演中。 


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